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秩父のシンボル的な山といえば武甲山。その麓にある羊山公園の芝桜の丘では、毎年４月上旬ごろから５月のゴールデンウィークごろまで、40万株以上の芝桜が広がる美しい花見スポットとなります。満開時期となれば、約17,600平方メートルの大地一面が上の写真のようなすばらしい花のじゅうたんに変わります。羊山公園の芝桜は、植えられてから10年ほどとまだ歴史は浅いのです。でも、その美しさが口コミで瞬く間に広がり、開園以来の来園者の合計が600万人を突破する大人気のスポットとなりました。芝桜はピンクというイメージが強いかもしれませんが、ピンクのほかにも白や紫色の花があるのはご存じですか？　こちらでは丘の斜面に、なんと９種類もの芝桜を植え込んでいるため、パッチワークのようなグラデーション美しい花畑が広がります。花の斜面を東側から眺めたデザインは、秩父夜祭の笠鉾、屋台の山車に乗ったはやし手が着たじゅばん模様をイメージしたものだそうです。ゴールデンウィークにはぜひ、ファミリーやカップルで足を運んでみてください！

2010年の芝桜まつりは、５月５日（祝）まで。ただ今年の寒暖の激しさは異常で、私たちが取材に訪れた日は東京でもちらりと雪が降り、秩父は例年にない寒さでした。この日は残念ながら、上の写真のようにまだ五分咲きで、花たちも寒そうにしょんぼり……。でも例年どおり、ゴールデンウィークには見頃を迎えるのでご心配なく！　このように開花が遅れ気味なので、芝桜まつり自体は終わってしまいますが、ゴールデンウィーク明けでもキレイな芝桜が楽しめそうです。また、芝桜まつり期間中は、芝桜の丘に隣接している会場で「秩父路の特産市」も開催しています。秩父ならではの素材を使った軽食や、蕎麦や地酒、はちみつなどの特産品、工芸品などが用意されています。芝桜の株もポットで販売していますので、自宅でかわいい芝桜を観賞してみてはいかがでしょう？　キレイな花を見て、名物を食べて、特産品を買って、目一杯楽しんで来てください！

● 所在地
〒368-0041 埼玉県秩父市番場町2-8
Tel.0494-21-2277
自動車でのアクセスはこちら
● 開園時間
8：00〜17：00
● 入園料
一般300円（見頃の時期のみ）、中学生以下無料
● 駐車場
普通乗用車（軽自動車含む）500円
● 公式ホームページはこちらから

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秩父の芝桜を満喫したら、もう少し足を伸ばしてぜひ立ち寄っていただきたいのが三峯神社です。三峯神社は、雲取山・白岩山・妙法嶽の３つの山を背景にした、標高1100メートルの奥秩父山中に鎮座します。歴史は古く、寛政12年（1800年）に建立され、鮮やかな権現造りの拝殿が美しい神社です。日本武尊（ヤマトタケルノミコト）が日本の国づくりの祖であるイザナギノミコトとイザナミノミコトを祀ったことがはじまりとされています。
「新緑の季節と、紅葉の季節が最高ですよ」と庶務係長の千島直美さん。境内には珍しい植物も自生しており、ひょっこりと鹿やたぬきなどが顔を出すこともあるのだとか。また、日本武尊の道案内をしたとされることから、こちらの眷属神（神様のお使い）は、オオカミ。境内のいたるところにオオカミの神使像を見ることができます。

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所在地：埼玉県秩父市三峰298-1
Tel.0494-55-0241 ／車でのアクセスはこちら
公式ホームページ：http://www.mitsuminejinja.or.jp/


博物館境内入口の鳥居の脇には「秩父宮記念三峯山博物館」が。常設としては、神社の宝物や秩父宮家ゆかりの品々を展示してあります。そして現在、特別展として、オオカミを祀る当神社ならではの「ニホンオオカミ展」を開催中。国内外７、８例目と認定された、貴重なニホンオオカミの毛皮も展示してありますので、こちらもぜひ立ち寄ってみてください。	小教院かつて本堂があり、観音像が安智されていたという珍しいカフェ「小教院」。内部には24畳の「広間」、12畳の「仙人の間」、8畳の「金の間」があり、アンティークな茶房として美味しいコーヒーや抹茶セットなどが味わえます。また三峯神社には、温泉（日帰り入湯可）や宿泊施設もありますので、泊まりがけでゆっくりと楽しむこともできます。	御札＆お守三峯神社には『眷属拝借』といって、眷属であるオオカミの霊力を御札に封じるという、珍しいシステムがあります。私もさっそくご祈祷をしていただきオオカミ様を拝借、自宅に祀らせていただきました。一緒に写っているお守りは“気”のお守り。「最近元気のない日本人に活力を！」ということで、三峯神社のパワーがぎゅっと込められています。